認知行動療法 その1
認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy:CBT)とは、
対人関係や仕事などストレスに遭遇した時に起こる自分自身を
苦しめてしまうものの考え方、行動のパターンを見つけ出し、
ストレスや問題を解決・コントロールしていけるようになるための
テクニックを一緒に身につけていくトレーニングです。
CBTはうつ病やパニック症をはじめとしたさまざまなメンタルヘルスの問題に
効果が認められていると共に、現在では企業のメンタルヘルス対策や学校教育、
子育てなどの場で広く活用されています。
薬物療法とCBTの併用は、うつ状態や不安障害の症状の回復、再発予防に効果的であることが
研究で明らかになっています。
認知行動療法ってどんなことをするの?
認知行動療法では、自分が辛く苦しいときに繰り返し陥ってしまう考え方や
行動の仕方のパターンを客観的に観察することから始めていきます。
そうすることで自分の困り事が何かきちんと理解することを目指します。
どんなふうに取り組むかは、その人の困りごとの内容によって異なりますが
主に以下のようなテーマでセッションを進めていきます。
・自分のストレスの悪循環パターンを理解しましょう
・考え方のクセを知り,より役に立つ考え方を見つけましょう。
・悪循環に陥らないための行動をしてみましょう。
自分自身を悪循環に巻き込んでしまう考え方や行動のパターンを
これからはどのように扱って行けたらよいか、実際に日常生活の中で新しいやり方、
これまでやったことのない考え方、行動の仕方を試してみることは出来ないか、等
そのようなことを話し合って、できそうなところから扱っていきます。
「認知行動療法 その2」に続きます。
Lear More「カウンセリング」とは?
カウンセリングとはなんでしょう?
カウンセリングと聞くと、どのようなイメージが浮かびますか?
昨今では美容カウンセリング、就職カウンセリング、法律や結婚カウンセリングなど、
色々な場面でカウンセリングという言葉が使われています。
カウンセリングという言葉の意味自体は専門的に相談や援助を行うことを指すので
専門家と行う様々な相談に関してこの言葉が使われるようになっているということです。
その中で、当オフィスが行うカウンセリングは心理カウンセリング、すなわち心理相談といわれるものです。
では、心理カウンセリングとは何でしょう?
心理カウンセリングとは、簡単に言えば心理、こころに関する専門的な相談を行うことです。
カウンセリングと診察は混同されやすいですが、診察は医師が患者さんの話を聞き、診断をして治療するプロセスのことを指します。
もちろん、診察で医師(特に精神科、心療内科)は患者の心理的な悩みを聞きますが、医師は1日の中でとても大勢の患者さんと会いますから
とても忙しくなかなか十分に話を聞く時間が取れないことが多いのが現状です。
カウンセリングと一言に言っても様々な方法があります。
人それぞれカウンセリングに対するイメージや期待は異なるものだと思います。
まずはカウンセラーに会ってカウンセリングのイメージや期待について話をしてみてください。
カウンセリングは悩みを抱えている方とカウンセラーとの共同作業です。
当オフィスでは対話を通し、その悩みを解決する糸口を見つけていき、自分自身の力でより自分らしく
生きられるように皆さまをサポートすることを心がけております。
Lear Moreこまち臨床心理オフィスブログ
本日よりこまち臨床心理オフィススタッフによるブログをはじめます。
こころの専門家として、カウンセリングや心理学などについてお伝えしていければと思っています。
よろしくお願いします。
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