フラワーアレンジメント⑪
12月に入り、今年も待合のアレンジメントがクリスマス仕様になりました。
もみの木にも花言葉があるそうです。もみの木の花ってご存じでしたか?
もみの木はマツ科なので、松ぼっくりの形に似たかわいらしい花です。
ぜひ画像を検索してみてくださいね。
【花言葉】
モミ(の木)・・・永遠、真実
アレンジメントは「フィオリスタぴあに」さんが届けてくれています。
Lear More
行動を変えて気持ちや気分の改善を試みよう!―行動活性化のススメ―
みなさんは、気持ちが落ち込んだまま、なかなか改善せず困ったことはありませんか?
また、何とか気分を変えようと思っても、なかなか上手くいかずに苦労したことはありませんか?
今回は、気持ちや気分を変えるための方法として『行動活性化』をご紹介します。
①気持ちと行動は,どのように関係しているのでしょうか?
ポジティブな感情には、行動の範囲を広める力があります。逆に、ゆううつや不安などの
ネガティブな感情を経験すると、ずっと考え込んだり、同じ失敗を避けようとしたりして
行動の範囲が小さくなってしまいます。
そのため、ネガティブな感情を適宜ポジティブな感情に切り替えようと、人は考え、
取り組もうとしていきます。
さて、みなさんは「気持ち・気分」と「行動」のどちらが変えやすいと思いますか?
正解は➡「行動」です。
気持ちや気分は簡単には変えることができませんが、行動は比較的簡単に変えることができます。
②どうやったら気持ちや気分を変えられるでしょうか?
気分や感情が改善するのを待っていても、いつになるかは分かりません。
逆に、先に行動を変えれば、感情や気分の変化もそれについてくるかもしれません。
なので、気分にかかわらず行動することが大切です。つまり、活動することを通して
気分の改善を図っていきます。やる気が起きるまで行動をしないのではなく、
行動を通してやる気を呼び起こしていくように心がけてみましょう。
③では、具体的にどんな行動をすれば良いでしょうか?
まずは、ご自身が「過去に取り組んだことある、気分が改善した行動」を思い出してみましょう!
新しいことを探したり始めたりすることは、時間がかかったり慣れるまでに苦労が必要になってしまう。
そのため、今までやったことのある行動から選んで、取り組んでみることがポイントです。
〈何かをする行動〉
❖好きなことをする(漫画を読む、映画を観る)
❖整理整頓をする(カバンの中を整理する)
❖先延ばしにしていたことを片づける
❖人と連絡する(長らくあっていない友人に電話する)
❖運動をする(ウォーキング、ストレッチ、ヨガ、筋トレ)
❖手作業をする(掃除をする、料理をする)
❖芸術的な作業をする(絵を描く、楽器を演奏する)
〈何もしない行動〉
❖何もしない(ぼーっと空や景色を眺める)
❖リラックスする(ゆっくり風呂に入る、入浴剤を入れる)
❖暗い気分にそぐわない、実際にできそうなことをする(持っている一番明るい服を着る、鼻歌を歌う、スキップする)
❖楽しそうな人を見つけて同じ行動をする
④行動するときのポイントと注意
・すぐに簡単にできそうな、ほんの少しの小さなことをから取り組んでみてください
・具体的に,可能な範囲で,計画を立ててみてください(いつ?どこで?誰と?どのように?どこまでやるか?)
・大きくて難しそうな行動は、なるべく小さく分けて1つずつ取り組んでみてください
(例:家の掃除をする計画を立てる→机の上を片づける→ひとつの部屋を片づける)
今回は、行動活性化について少しご紹介しましたがいかがでしょうか。
何か些細なことからで構いませんので、自分の気持ちや気分が切り替えたいと思った時に
ぜひ取り組んでみてください。
そして実際に取り組んだ時に「うまく気持ちや気分が切り替えられた行動」
「喜びや達成感が増えた行動」は、これから大事にしていきましょう。
ここから、あなた自身の「オリジナルの気分転換の方法」を探していくための良いスタートが
きれたのではないでしょうか?
しかし、物事はそう簡単にうまくいかないこともあります。
「どうしても気持ちが落ち込んでしまって変えることが難しい」「たくさん取り組んでみても上手く
気持ちがきりかえられない」など、困ってしまったら、お1人で考え込まずにしてください。
ご自分1人ではどうにもならない時には、誰か周囲の人に相談する必要があるでしょう。
カウンセリングをその相談の手段の1つとしてお役に立てる場合があります。
まずは、お気軽にお電話等で当オフィスにご連絡してみてください。
Lear Moreフラワーアレンジメント⑩
関東も梅雨が明け、暑い日が続いています。
アレンジメントにパイナップルが入っています!
今年はスーパーの店頭で台湾パイナップルをよく見かけますね。
芯まで柔らかく、甘みが強くて美味しいので、店頭で見かけるとついつい買ってしまいます。
調べてみましたら、パイナップルにも花言葉がありました。
【花言葉】
パイナップル・・・「完璧」「完全無欠」「蓄える」
表面のゴツゴツしたものは、一つ一つの果実だそうで、たくさんの実が
集まっていることから、この花言葉になるのですね。
アレンジメントは「フィオリスタぴあに」さんが届けてくれています。
Lear More
フラワーアレンジメント⑨
関東地方も梅雨に入り、紫陽花(あじさい)の季節になりました。
大船オフィスのある鎌倉市には、明月院をはじめとした紫陽花の名所が
数多くあり、例年この時期は多くの観光客でにぎわいますが、コロナ禍の今年は
週末は終日閉門となっているようです。
遠くに足を運ばなくても、通勤や通学途中に咲いている色々な種類の
紫陽花を観るのもいいかもしれませんね。
【花言葉】
あじさい(紫陽花)・・・仲良し、和気あいあい
実はあじさいの花言葉は、色が変化することから付けられたものが多く、
あまり良い言葉が並んでいません。
しかし、日本では花が寄り添って咲いている様子から上記の花言葉を使うそうです。
アレンジメントは「フィオリスタぴあに」さんが届けてくれています。
Lear More
自尊感情は高ければ良いわけじゃない?-自尊感情の随伴性-
自尊感情、自信、私たちはいつもこういったものが自分には不足していると感じていて
どうしたらこれらを高めることができるのだろうかと日々苦悩しています。
そのため、カウンセリングのテーマとなることも非常に多いです。
しかし心理学の研究では、自尊感情が高い場合でも、それが適応にとって良い場合と
悪い場合があると言われています。
自尊感情が高くても適応に問題が出るのはどんな場合かと言った時に、自尊感情の随伴性という
考え方が出てきます。
他者の評価などの外的なものに依存して高くなる自尊感情のことを「随伴性自尊感情」と言い、
これは不安定なものなので、高くてもあまり健康的なものではないとされています。
とはいえ、自尊感情はそもそもどんな場合であっても少なからず何らかの基準が必ず随伴している
ものだとも言われていて、その中でも外見や評価といった外的なものが随伴している自尊感情は、
たとえ持っていたとしても気分としては落ち込んだりしやすいと言います。
一方で神の愛などが随伴している場合には抑うつ傾向との関連は見られませんでした。
キリスト教圏で行われた研究の結果なので「神の愛」というのは我々日本人の多くからすれば
馴染みにくいと思いますが、キリスト教では人はみな神の子であり、みな神に愛されているとされます。
これを前提とした考えは確かに、他人との比較や他者評価といった外的で不安定なものとは異なるのだろうと思います。
私たちが「自信が欲しい」「自尊感情を高めたい」と思う時、他者からの評価を前提とした外的なものが随伴した
自尊感情を求めている場合があるかもしれません。随伴性自尊感情の方が、表面的にはキラキラしていて
周囲も注目も、そして自分の注目をも集めるのでしょう。「自信がない」というのも「他者から認められていない」
「他者からの評価を失うのが恐い」という意味とイコールになっている場合もあるのではないでしょうか。
より健康的とされる自尊感情は外的な評価とは関係なく自分を「よし」とするところにあって、
自分らしくあることで自然に出てくるものとされています。
そう言われても難しい気がすると思いますが、カウンセリングを通して取り組んでいくことも可能です。
随伴性自尊感情を求める気持ちから離れることが、かえって、結果的により健康的な自尊感情に近づくための
方法となりえるかもしれません。
参考文献:
伊藤正哉 & 小玉正博 (2005)
自分らしくある感覚 (本来感) と自尊感情が well-being に及ぼす影響の検討. 教育心理学研究, 53(1), 74-85.
伊藤正哉, 川崎直樹, & 小玉正博 (2011)
自尊感情の 3 様態── 自尊源の随伴性と充足感からの整理──. 心理学研究, 81(6), 560-568.