考え方のクセ①「べき思考」
認知行動療法は、問題やストレスを増大させている認知(=考え方)の癖、行動の仕方の癖をみつけて
それをよりストレスや問題の少ないものへと変化させていく方法です。
認知行動療法についてご存じの方は「認知の歪み」という言葉をご存じかもしれませんが、
これは「問題になることが多い考え方の癖」ということです。
その中の1つが「べき思考」です。
「ああすべきだ」「こうするべきだ」「こうするべきではない(してはいけない)」と、「べき」と言う
言葉を使って自分の行動や相手の行動を批判したり、縛ったりする考え方です。
例えば「人に良くしてもらったら、自分もそのようにして返すべきだ」という考えはとても
素晴らしい考えです。
みんながそのように考えて生きていくことができれば、世の中はもっともっと良くなっていくことでしょう。
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新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止に関するお願い
新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防および拡散防止のため、
下記についてご理解、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。
・熱がある、咳が出るなどの症状がおありの場合はカウンセリングをご遠慮いただきます
ようお願いいたします。また、現在当オフィスをご利用の方で、新型コロナウイルス感染症の
診断を受けた方はご連絡ください。上記に関連してのご予約日時の変更には、キャンセル料は
発生いたしません。
・心理士は感染予防、拡散防止のためマスクの着用をしております。カウンセリングご利用者様も
マスクの着用をお願いいたします。
・心理士は感染予防行動を励行し、体調不良の場合は出社を控える様にしており、健康
チェックを行っています。
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SNSと心理的なストレス
Twitter、LINE、 Facebook、 Instagram、いずれもSNSと呼ばれるサービスですが、
これらのいずれもを一度も見たことも使ったことも無いという人はおそらくもういないのではないでしょうか。
それくらい現代社会においてSNSは人々の生活に不可欠なものとなっています。
心理学の世界においても、現代社会に暮らす人々の心理について考える時、SNSの影響はもはや触れざるを得ない
ものと言えるでしょう。
特にSNSにあまり馴染みがない世代からすればSNSでのコミュニケーションはまだしも、そこで友達ができると
いった関係性の発展には疑問を感じる面もあるでしょう。
「SNSでしかやりとりをしていないけれど非常に仲の良い親友がいる」と言われても、それがどのようなものなのか...
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怒りと上手に付き合う「アンガーマネジメント」
ここ数年、芸能人や政治家が自分の問題を改善するために取り組んでいることが
ワイドショーなどでも取り上げられ、何かと耳にすることが増えてきた「アンガーマネジメント」。
TVに取り上げられるような大きな事件やトラブルになることは無くても、
人と喧嘩や言い合いになってしまいやすい、そこまでするつもりはなかったのに相手を非常に強く叱責してしまう、
と言った経験に悩んでおられる方もおられるのではないでしょうか。
怒りへの対処法は「アンガーコントロール」「アンガーマネジメント」など様々な呼び方がありますが
これらは、いつでも怒りをオフにできる、とか、全く怒りを感じない人間になる、ということを
目指すわけではありません。もともと怒りは脳の本能的な反応で、他の感情と同じく必要なものです。...
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ぐるぐる思考、考え込むことをやめられないのはなぜ?
人間は他の動物と比べて考えることが非常に上手な生き物です。
しかし、時に考えることが止まらなくなって、同じような、考えても仕方がないような
ことをぐるぐると考え込んでしまうことがありませんか?
「どうして自分はこんな風になったんだ」
「あの時、もっとああしておけば良かったのに」
「来週の発表がうまくいかなかったどうなってしまうだろう」
「もしあの人に嫌われたらどうしよう」
「これから先うまくやって行けるのだろうか」
など、済んでしまった過去のことや、もうこれ以上考えても仕方がないような未来のことを
考え込んでしまったりします。そうすると、気持ちはとても落ち着かなくなります。
もし眠ろうとしているところだったら眠気はどこかへ行ってしまい、
仕事中であれば仕事は手につかなくなってしまうでしょう。
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“ストレス”から自分を知る
“ストレス”と聞くとどんなことを思い浮かべますか?
多くの人は、嫌なことや辛いことを連想すると思います。しかし、昇進や結婚、出産など喜ばしい
出来事も大きな変化の節目であり、心や体に負担をもたらします。
そもそも“ストレス”とは、「心や体に負担がかかっている状態」のことを言い、ある刺激や誘因が
きっかけとなって生じる緊張状態でもあります。刺激や誘因とは、たとえば先程あげた喜ばしい
出来事もそうですし、そのような大きな変化だけではなく、日常の社会生活や人間関係、取り巻く環境、
自身の体調や悩みによっても大なり小なり心身に負荷がかかります。そして、その負荷が大きくなると、
私たちの心や体は様々なストレスサインを示してSOSを発信します。
日常の生活を営むためには、小さな負荷はあまり意識されませんし、気付いたら忘れているということも...
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