心と体のつながり、体への気付き
何か悩みがあるとき、不安なとき、イライラしている時、みなさんの頭の中はどうなっているでしょう?
その事柄をあれこれ考えたり、どうしたらいいか対策を思い浮かべたり・・・。
頭の中は忙しく働いていることでしょう。
ではそのとき、みなさんの“体”はどうなっていますか?
もしかすると、そう言われてもわからない、と感じる方も多いかもしれません。
普段生活していると、目の前の仕事ややるべきことを考えることに一杯になっていて
体への意識はおろそかになりがちです。
気付いたら肩がすごく凝っていた、頭痛がある、腰が痛い・・・。
そんなことも多いのではないでしょうか?
一旦気になってしまうと、今度はそのことで頭がいっぱいになってしまうこともあるかもしれません。
悩みや不安、イライラがあるとき、多くの場合、体は緊張しています。
手に力が入ったり、肩に力が入ったり。
頭が忙しいと特に上半身が緊張しがちかもしれません。
心と体はつながっているので、体の緊張はさらなる心の緊張を生みます。
そうすると、なかなか“頑張るモード”“仕事モード”から抜け出しにくくなり、たとえば仕事が終わったのに
リラックスできない、眠れない、といったことが起こりやすくなります。
逆に言えば、体が緩むことで心も緩みやすくなる、とも言えるかもしれません。
どうしても頑張らなければいけない時、仕事を終わらせなければいけない時はありますし
考え事で頭がいっぱいになることもあるでしょう。
ですから、もし何かの考え事で頭がいっぱいになっていたら、少しだけ自分の体に意識を向けてみましょう。
力が入っていることに気付くだけで力が抜けることもあるでしょうし、気付いても抜けない、ということも
あるかもしれません。その場合は、自分が力を抜けるやりやすい方法を探してみても良いですね。
一旦考え事から違うことに意識が向かうことで、少し思考がリセットされる感覚もあるかもしれません。
いずれにしても、まずは意識を向けてみて、気付くことで次の工夫や行動につなげることができます。
心も体も、まずは“気付き”が最初の一歩です。
忙しいとおざなりにしてしまいがちですが、時には自分の“体”を気にかけてみてくださいね。